205系の転属が始まって約3年が経ちました。転属した車両は新たな線区で新たな仕事を始めました。その間、山手線のE231系500番台は増え続けて、山手線205系は数を減らしています。205系の転属もあと少しで終了になります。ここでは、転属された205系や状況をお知らせいたします(山手線以外にも総武線・埼京線からの転属もあります)。
1−1.205系
南武線への205系の転属は終了しました。最初に転属された車両は「ヤテ19」で、「ナハ35」となっています。特徴のある車両といえば、ナハ45編成だと思います。この車両は乗務員室の扉の色が他の編成と違っています。
1−2.205系1200番台
1200番台は、中間車を先頭化改造した車両です。改造した工場により違いがあり、特徴が多い編成でもあります。例えば、「ナハ49」・「ナハ51」の車内の先頭車には、「禁煙」という大きなステッカーが貼られていたり、クハ204−1204・1206の号車札の位置が異なっているところです。また、「ナハ48」・「ナハ50」は乗車定員が他の編成よりも多いです。また、側面の上部の帯にも違いがあります。
1−3.ナハ45、武蔵野線へ再転属
山手線から転属されてきた、「ナハ45」ですが、武蔵野線の転属することになりました。その代わりに、当初5編成の転属予定だった205系1200番台が1編成追加となります。
1−4.バラエティーに富んだ南武線(中原電車区)
今回の転属で、南武線には3種類の205系(ナハ車、元ヤテ車、先頭改造車)が走っています。先頭改造車と元ヤテ車が走っているのは、南武線だけです。また、中原電車区には1000番台、1100番台もありますので、5種類の205系が見られます。
2−1.205系1000番台
1000番台は、南武支線用の中間車を先頭化した車両です。ワンマン対応となっています。3本目に転属された車両は、先に転属された車両と違い、小窓車(元山手線)となっています。
2−2. 側面幕LED化
1000番台は、側面幕もLEDとなりました。最初に転属されたからこういう結果になったのでしょうか?
3−1.205系1100番台
1100番台は、鶴見線用の中間車を先頭化した車両です。鶴見線は、転属開始が2004年8月9日(クハ車は、南武支線と同時に転属)と他線より遅く、最近までいつ来ても103系が乗れる路線でした。この編成は、埼京線の車両も一部含まれています。
3−2.側面幕LED化
1100番台も、LED化されました。クハ車が先に転属された関係でこのようになったのでしょうか?側面が、LED化されたのは、南武支線と鶴見線のみです。
4.武蔵野線
4−1.205系5000番台
5000番台は、武蔵野線用のモハ車をVVVF化した車両です。この車両は、地下区間を走ってもとても静かです。一部編成には、大窓・小窓が混ざったものがあります。
4−2.元ナハ45編成 武蔵野線へ
武蔵野線に登場する予定だった先頭化改造車は中止になりました。その代わりに、元南武線の車両が転属されてきます。
5−1.205系
京葉線に転属されてきた車両の特徴は、前面幕が白いということです(元山手線)。こちらの方には初期車が転属される予定となっています。
6−1.205系3000番台
3000番台は八高・川越線用の中間車を先頭化し、半自動ドア化した車両です。この車両は、シングルアームパンタ化されています。
6−2.209系3100番台
こちらの車両は、りんかい線の車両を209系3100番台とし、半自動ドア化する車両です。
7.横浜線
7−1.205系
横浜線に転属されてきた車両は、前面幕がLED化されています。1編成しかないのであまり見ることが出来ません。
8.埼京線
8−1.205系
埼京線には、サハ車(6ドア)が多く転属されます。1編成は、りんかい線10両編成化のために、車両が不足するので、そのための増発分です。こちらは、側面・前面幕がLEDになりました。
9.仙石線
9−1.205系3100番台
3100番台は仙石線用の中間車を先頭化した車両です。トイレが付いた点以外は3000番台とあまり変わりません。一部編成には、2WAYシートが採用されています。
205系転属により各線の205系には、様々なところで違いがあります。そういったところが見れるのも、工場が違うということだからだと思われます。上部の帯や、先頭化改造された先頭車の側面幕があった部分への帯の有無。これらは、今後変更があるかもしれません。